Cookieポリシーのご案内

当サイトでは、サービスの利便性向上およびアクセス解析のためCookieを使用しています。詳細はCookieポリシーをご確認ください。

テクノロジーニュース 2026年9月28日 • 著者: 田中 健太

エア・リキード、日本の半導体製造向け超高純度ガス施設に1億7000万ユーロ以上を投資

最先端プロセスノードの安定供給網を構築し、エネルギー効率向上とクリーン製造を両立する戦略的プロジェクトが始動。

エア・リキード、日本の半導体製造向け超高純度ガス施設に1億7000万ユーロ以上を投資

次世代半導体サプライチェーンを支える大規模インフラ整備

産業ガスの世界的リーダーである仏エア・リキードは、日本国内における半導体製造エコシステムの急速な発展に対応するため、超高純度窒素および特殊キャリアガスを供給する新プラント群の建設に1億7000万ユーロ(約270億円規模)以上を投じる計画を発表しました。このプロジェクトは、AI半導体や車載向けロジックICなど、極微細化が進む最先端ファブに隣接して設置されます。

今回の投資により建設される施設群は、従来の製造プラントと比較して消費電力を約20%削減する最新鋭の空気分離装置(ASU)を採用。超高純度ガスを24時間365日ノンストップでパイプライン供給する体制を整え、日本の半導体復権と脱炭素化を同時に後押しします。

投資プロジェクトの主要データ

総投資規模
1億7000万ユーロ以上
主な供給対象
国内最先端半導体ファブ
主要供給ガス
超高純度窒素・酸素・アルゴン
本格稼働予定
2027年第2四半期

技術的要点とサプライチェーンへの影響

2nm世代をはじめとする最先端半導体プロセスでは、ウェハー表面の僅かな微粒子やppb(10億分の1)以下の不純物ガスが歩留まりに致命的な影響を与えます。エア・リキードの新施設では、極低温蒸留技術と先進吸着フィルターを統合し、不純物混入をppt(1兆分の1)オーダーまで極限に抑えたガス精製を実現します。

これにより、回路パターンの欠陥発生率を大幅に低減させ、先端プロセスノードにおける高品質な量産体制をバックアップします。

国内外の最新テクノロジートレンドを随時更新

半導体産業からAIインフラ、スマートテクノロジーまで、業界の最重要ニュースを深く分析してお届けします。

関連するテクノロジーニュース

もっと見る →

コメント・議論

意見や考察を共有する
佐藤
佐藤読者
テクノロジーニュース

非常に興味深い投資ニュースですね。最先端プロセスにおける超高純度ガスの安定供給は歩留まり向上に直結するため、国内ファブにとって心強い動きです。

鈴木
鈴木
返信

半導体産業の成長に期待しています。脱炭素とBCP対策を両立したパイプライン供給モデルは持続可能性の観点からも素晴らしい取り組みだと思います。

コメントを投稿する